日銀ショック

異次元の金融緩和は、日銀ショックでした。
リーマンショックと同じです。

異次元の金融緩和は、円安にすることが目的でした。
政治資金パーティーで、トヨタ等の大企業から要望があったのでは?
従来の金利政策では、効果が無いので、
ETF買いで、株価吊り上げ、巨額の資金を市場に投入することで、
円の価値を下げて、円安に誘導した訳です。

日銀の株価吊り上げで、利益を得た投資家は、海外投資に向かいます。
民間の円売りドル買いで、急速に円安になったのです。

本来、円高は日本経済の強さであり、良いことだったのです。
10年前の円高であれば、ドル換算で見れば、
物価も賃金も、バランス良く上昇で、デフレではなかったのです。
円高還元セールは、民間主導の「成長と分配」だったのです。

逆に円安は、日本経済の衰退を意味しています。
円安を喜ぶ国会議員は、愚かの極みです。
おそらく、政治資金パーティーで、経済界から円安を要望されたのでは?

黒田前総裁は、日本経済をダメにした、破壊神です。
昔、戦争で全てを失ったのと同様に、
既存経済を破壊することで、再度、成長できると考えているのでは?

デフレ脱却と言っていますが、
ドル換算で見れば、
円安で、10年前の1ドル=75円から、今は150円に半減しています。
ですから、資産所得倍増しないと、帳尻が合わないということです。

今は円安で、日本経済がドン底に落ちました。
「成長と分配」ではなく、「衰退と搾取」です。
物価高騰で、否応なしに、国民に負担を強いる訳です。

政府や日銀は「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」で、
這い上がってきた企業だけが生き残れば良いと考えているのでは?

本来、政府も日銀も、何もせず、自由主義経済に任せた方が良いのです。
国民一人一人が、自己責任で、未来に歩むのが、民主主義です。

ネットによる直接民主主義

政治の混乱の原因は、職業としての政治家の存在です。
政治家は、その地位を維持するだけで、高い報酬を得られます。
このため、日本の未来のために本来どうあるべきかよりも、
自己の地位を維持するためにどうすべきかを重視して行動します。
これが、政治腐敗を引き起こしています。
議員が職業化した時から、「議会制民主主義」は成り立たなくなったのです。

本来、議会制民主主義で大切なのは、議員一人一人が、
国民生活を第一に考えて行動することです。
ところが、今の国会議員の頭には、政局しかないようです。
こんな国会議員は税金泥棒です。
国会議員は要らないという声もあるようです。
議会制民主主義は、職業政治家による腐敗で、終焉を向かえました。
いよいよ、インターネットでの直接民主主義の時代です。

★インターネットによる直接民主制(案)
国会は、インターネット上の掲示板で行われます。(ネット国会)
議案は、様々な団体が、独自に作り、インターネット上の掲示板に、議案を公開します。
国会議員は存在せず、国民一人一人が直接、インターネット上の掲示板に公開された議案に対して、自由に意見を書き込みます。
国民全員が、国会議員ということになります。
最終的に、インターネット上で国民投票を行い、決定します。

今の政治制度は、「議会制民主主義」であり、選挙で代表者を選出し、その代表者を通して、間接的に自分の意思を政治に反映させる「間接民主制」になっています。
確かに従来は、国民が全員集まって議案を議論するということはできないので、このような「間接民主制」以外に選択肢がありませんでした。

しかし、インターネットが普及した現在、国民同士が互いに頻繁に意見を交わすことは、充分可能になりました。
インターネットを利用した「直接民主制」では、相手の顔色や、言い回しは、関係ありません。
また、水掛け論、ヤジ、失言、暴言、居眠り、審議拒否等もありません。
国会議員は存在しませんが、議案作成は、労働と見なします。
また、国民投票での承認後の議案の遂行も労働とみなします。

議案毎に、心有る人たちが集まり、議案の作成・遂行を行います。
現代のような職業としての政治家は存在しません。
必要な時に、必要な人間が集まり、必要な事を行います。
議案の遂行が終わったならば、解散し、
関わった人たちは、元の自分の労働に戻ります。

既に、現代社会でも、腐敗した行政を何とかしようと、心有る人たちが集まり、行政の問題点を指摘する等の活動を行っています。
このような人たちにこそ、現在の政治家に代わって、政治を進めてほしいと思います。