コミュニケーション能力とは?

現代社会では、コミュニケーション能力が大切と言われています。
でも、コミュニケーション能力とは何なのでしょうか。
最近、様々な詐欺行為が増えているようですが、
詐欺師というのは、コミュニケーション能力の達人という感じがします。
 ・相手の顔色を伺いながら、要領良く振る舞う能力
 ・時には、相手を騙すために。
 ・また、時には、相手から騙されないために。
 ・言って言われて言い返す能力。
 ・騙し騙され騙し返す能力。
今の社会では、人と人が会って話しをすることは、心と心を通わす手段にはならず、
舌先三寸の技に長けた人間の都合の良い方向に進めるための手段になります。
この能力に長けている人間が、勝ち組になり、この能力に欠けている人間は、負け組になります。
人類は昔、豊かな社会を目指して、お互いに助け合うために、コミュニケーション能力を使ってきました。
豊かな社会になった現代では、お互いに奪い合うために、コミュニケーション能力が使われます。
たいへん悲しいことですが、それが現実のようです。
今の社会では、コツコツ額に汗して働く人よりも、
舌先三寸でアーしろ!コーしろ!と言う人が認められ、
上の地位を得て、決定権を持っているようです。
 ・アーしろ!コーしろ!と言う人が、命令する人
 ・コツコツ額に汗して働く人が、それに従う人
という人間関係です。
舌先三寸で命令する人は、舌先三寸の延長線で、利益の配分も自分で勝手に決めてしまいます。
このため、命令する人は多く報酬を得て、従う人は少ない報酬になります。
人間関係重視の社会では、自分が頑張るよりも、他人に命令して、他人に頑張ってもらいます。
そして、得られた成果を、命令した人が、自分のものにします。
命令する人は、従う人がいるからこそ生きていけます。
逆に言うと、命令する人は、従う人がいないと生きていけません。
このため、命令する人にとって、人間関係は非常に大切です。
このような理由から、学校でも、人間関係重視の教育が行われているようです。
舌先三寸で命令する人は、自分たちの行動が正しいと考え、
学校教育にも自分たちの生き方・ポリシーを繁栄したということです。
でも、子供の頃から、人間関係に依存した生き方を覚えてしまうと、
他力本願で努力しない人間に育ってしまいます。
人間関係に依存した生き方の象徴がイジメです。
他力本願で努力しなかった結果が学力低下です。
夢主義社会」は、300年後の理想社会を考えます。