人間関係が腐敗の原因

人間関係が大切と言われますが、その人間関係の結果、
談合・癒着といった様々な不正行為が行われているのが今の社会です。
コミュニケーション能力とは、このような人間関係を利用して、要領良く利を得るための能力です。
人間関係とは、小さな単位であり、そこに顔を出している人のみが、利益を得られるような言動が求められます。
逆に、その人間関係に関与していない人が、損をすることになります。
公共工事等では、談合・癒着により、工事関係者が国民の税金を要領良く懐に入れ、利益を得ます。
そして、その商談に直接関与していなかった国民が税金を無駄使いされ、損をしています。
公共工事に限らず、様々なところで、一般人が損失を被っていることが多いようです。
人間関係を大切にするということは、その人間関係の中だけの、狭い視野で物事を考えることであり、
「本来どうあるべきか」という本筋から外れることになります。
大切なことは、顔が見える身近な人間関係ではなく、
顔も知らない・名前も知らない・会ったこともない、というような一般社会に、如何に貢献するかということです。
つまり、社会貢献です。
個々の企業の価値を考えるならば、その企業が如何に社会貢献したかが、真にその企業の価値と考えられます。
そして、一般社会とは、地域、都道府県、国という単位ではなく、
世界規模・地球規模での一般社会を想定すべきです。
今の社会では、大企業に限らず、様々な企業が海外に出て行っています。
すでに、国という単位は、従来の都道府県と同じレベルであり、単なる一つの管理単位に過ぎません。
個々の人間の行動を束縛できる枠ではありません。
このような大きな社会を対象にした活動では、
相手の顔色を伺って自分の取るべき行動を決めるような行為(人間関係重視の行動)は
不当な行為であり、詐欺とも思えます。
広い視野で「本来どうあるべきか」という理念が重要です。
夢主義社会」は、300年後の理想社会を考えます。