勉強する目的(人類の未来に役立つため)

何のために勉強するのか。
それは、自分の能力を知り、その能力を最大限に伸ばして、人類の未来に役立つためです。
良い学校・良い企業に入ることが目的ではありません。
また、他の人と競争して勝つことが目的ではありません。
今の社会や学校で、競争を強いられるのは、競争によって、もっと頑張れると考えられているからです。
でも、その結果、個々の生徒の能力を伸ばすことよりも、
一律の土俵での競争が求められるようになり、
本来の教育の目的である「自分の能力を知り、その能力を最大限に伸ばす」ということが忘れられています。
その原因は、今の社会のルールを決める決定権のある人間が、
競争に勝った人間であり、その自分の行動が、正しいと思っているからでしょう。
「自分の能力を知り、その能力を最大限に伸ばす」と言っても、自分の能力を知ることは大変難しいことです。
今は不得意な科目でも、将来チョットしたきっかけで、得意な科目になるかも分かりません。
逆に、不幸にして事故等で、得意なことができなくなるかも分かりません。
未来のことはだれにも分かりません。
ですから、義務教育では、今後の長い人生に備えて、広く浅く多くのことを勉強することが基本になります。